法人向け金融サービス
会社設立と資本口座開設
会社の設立申請を終え、事業許可証の発行を待つ間に、資本口座(Capital Account)を開設して置かなくてはなりません。資本口座は一旦開設すると後日変更する事が難しいので、どの銀行に資本口座を開設するかを慎重に検討する必要が有ります。
銀行を選ぶポイント
資本口座を開設したのと異なる銀行に経常口座(Current Account)を開設する事は可能ですが、同じ銀行の方が便利な事は言う迄もありません。
Q.格付けの高い安心出来る銀行か?
A.大切な会社の資産は安心出来る銀行へ!
Q.国際水準のサービスを提供する銀行か?
A.海外送金は低廉な手数料で迅速に!
Q.ベトナム国内に提携先を含め良いネットワークを有している銀行か?
A.提携先銀行を含む全国6000ヶ所以上の入金窓口から同日中の資金集中が可能!
Q.為替(Forex)業務に強い銀行か?
A.あらゆる通貨に先物ヘッジを含めて対応可能で為替レートも有利でなくては!
Q.定期預金の金利水準が高い銀行か?
A.USDでもVNDでも常に業界随一の金利を享受して資金の効率化を!
Q.日本語で親切に対応してくれる銀行か?
A.様々な相談に乗って貰いたいですね!
Q.法人向けサービスだけではなく個人向けサービスも提供出来る銀行か?
A.日本人や幹部社員の給与口座がATMやクレジット・カードに対応しなくては!
口座開設に必要な書類
1.口座開設依頼書
署名権限者の署名(複数の場合には全員) 、印捺印
2.事業登録証明書(写)= 公証
Business Registration
ベトナム国内にて事業登録が確認出来る書類
3.税務登録証(写)= 公証
Tax Registration
納税番号が確認出来る書類
4.印鑑登録証(写)= 公証
Stamp Registration
印鑑登録を確認出来る書類
5.定款(写)
Company’s Charter
代表者の署名と社印が必要
6.署名権限者の本人確認書類(ID)
パスポートや自動車免許証など公的機関が発行した写真付き身分証明書
その他、送金指示をFaxで行う為の約定書(Fax Indemnity)、インターネットバンキング申込書など、取引内容に応じた書類の提出が必要となります。
口座の種類
- Capital Account(資本口座)はUSDで開設されるのが一般的です。
- Current Account(経常口座)は複数の通貨(USD、VND、JPYなど)で開設なさると便利です。
- Term Deposit(定期預金口座)を開設し、工場建設代金の支払い期日迄資本口座の資金を移動したり、海外送金日迄有利な金利で運用する事が可能です。期間も3日間以上どんな日数でも柔軟に設定する事が出来ます。
- Escrow Account (預託金口座) は不動産取引などに活用されます。
現地法人設立前に工場団地の売買契約を親会社が締結し、新現地法人設立後に契約を履行する際の「契約履行保証金」などが活用の好例です。