個人口座開設

ベトナム入国6週間以内の方は、店頭にパスポートをご持参頂ければすぐにその場で個人口座（USD、VND、日本円その他）を開設する事が出来ます。また、USD5,000以内の外貨をその場で現金で入金する事も可能です。

USD5,000相当以上の外貨を入金するには、入国時に空港の税関に所持金を申請し外貨持込証明書をご提示頂く必要が有ります。(因みにUSD5,000以上の外貨現金を無許可で持ち出そうとした事が判ると全額没収されますのでご注意下さい。USD7,000以上との規定がUSD5,000以上に減額されております。)

ベトナム入国から6週間以上を経過している方には、パスポートの他に、労働許可証(Work Permit) や滞在許可証 (Resident Card)などをご用意頂きます。

亦、外貨を現金で入金なさる場合には、ベトナム国内の銀行から引出した事を証明する伝票 （Withdrawal Certificate） をご提示頂きます。（金額の制限はございません。）

或いは、新たに開設した外貨口座に給与が振り込まれた時点から口座を機能させる方法も可能です。

預金の払出

ATMの使える銀行なら、VND口座から自由にVND現金をATMで引出す事が出来ます。USD口座からも有利な為替レート（TTSRate）でVND現金を引出す事も出来ます。外貨の現金をVNDの現金に両替するのに較べてとてもお得です。

但し、外貨の引き出しは銀行の窓口へ行かなくてはなりません。多額の外貨現金を引出す際には予め外貨の準備を依頼して置かないと現金が揃わない銀行も有りますのでご注意下さい。

デビット・カード

一流国際銀行の発行するATMからVND現金を引出すカードには世界中3,000万軒のお店での支払いに使えるデビット・カード機能が付与されています。この場合は1,2日後に代金が口座から自動的に引き落とされます。

海外で現地通貨を引き出す事も出来ますのでご出張や海外旅行に必携の優れものです。

ご家族でのご活用

奥様との共同名義口座（ジョイント・アカウント）を開設なされば、奥様にもデビット・カードをご利用頂けます。

VND現金の引出しの他に、日々のスーパー・マーケットでのお買物やお友達との楽しいランチのお支払いにも是非ご活用下さい！

海外送金

USD5,000相当以上の外貨現金の持ち出しはご法度ですが、個人の口座からの海外送金は全く自由です。

●USD口座から日本の円口座へ送金する際の為替レートは顧客に有利ですか？

●送金手数料優遇制度が個人向けにも用意されていますか？

クレジット・カード

海外で発行されたクレジット･カードをベトナムでご使用になると、それだけで4%前後の手数料が掛かり、更に為替手数料が加算されます。

出張や接待にお使いになって個人負担が生じるのは困ったものです。ベトナムで発行されるクレジット･カードならこうした問題を避ける事が出来ます。

決済は最高45日後（平均30日後）なので高金利のベトナムではとてもお得です。

既に個人口座をお持ちの方は、銀行の窓口に次の書類をご提出下さい。

• クレジット･カード申込書
• 雇用契約書
• 収入証明書 (過去3ヶ月の給与振込口座のコピーでも結構です。)

決済口座は原則としてVND口座となりますがUSD口座をご指定頂く事も可能です。

ANZ銀行ではお勤め先の会社がANZ銀行のお客様の場合にはこれらの手続きを簡素化する方法を用意しておりますのでお問い合わせ下さい。

インターネット・バンキング

一流国際銀行は個人向けにインターネット・バンキング・サービスを無料提供しています。異なる通貨口座間の資金の移動、国内送金、海外送金などご家庭や帰省先からも可能です。クレジット･カードのVND決済前にUSD口座から決済資金を移動なさる方も多い様です。

ANZ Bankでは、通常は USD6,000 相当金額迄の振込しか出来ませんが、人工衛星から60秒毎に暗証番号が送られて来るトークン（Token） をお申し込み頂きますとUSD30,000相当金額迄の振込も可能となります。

帰国の際の手続き

ご転勤などで非居住者になられても口座を其のまま維持・利用して頂く事は全く問題ございません。

ご帰国の際に口座を閉じるお手続きは次の通りです。

1. 口座閉鎖申請書 (Account Closure Requet)をご提出頂きます。
2. 残高を現金で引出すには銀行の店頭にお出掛け下さい。(現金をUSD5,000以上海外へ持ち出す事は禁じられており、違反すると全額没収となります。)
3. 預金残高を送金するには、店頭でのお手続き、送金指示書の郵送、インターネット・バンキングのご利用などから最適の方法をお選び下さい。