【日本関連団体】国際交流基金ベトナム日本文化交流センター

国際交流基金ベトナム日本文化交流センター

国際交流基金（The JapanFoundation）とは･･･

国際交流基金は、世界の全地域において総合的に国際文化交流事業を実施する日本で唯一の組織（外務省所管の独立行政法人）です。国際文化交流を通じて、人々の豊かな心をはぐくみ、平和な世界を実現しようと日々努めています。

ベトナム日本文化交流センター（Trungtam Giao luu Van hoa Nhat ban tai VietNam）は、国際交流基金の東南アジアにおける5番目の拠点として、2008年3月に開設されました。

ベトナムにおける主な活動

ベトナム日本文化交流センターは、「日本語教育」「文化芸術交流」「日本研究・知的交流」の3つの分野を中心に活動を展開しています。

日本語教育

?日本語によるコミュニケーションを目指して?ベトナムの日本語学習者数は約4万4千人。世界で8番目に学習人口が多い国です。日本語を学び日本文化を知ることは、日本に対する理解を深める第一歩と言えます。当センターでは、日本語専門家の派遣、ベトナム人日本語教師の訪日研修、教材寄贈、弁論大会への支援、日本語能力試験の実施など、様々なプログラムを通じて、ベトナムにおける日本語教育の質・量両面の発展に貢献しています。

なかでも、当センターは、中学・高校に日本語を導入するためのベトナム政府との共同事業10ヵ年計画（日本語教育試行プロジェクト／2003-2012年度）を重点的に支援しています。また、日本語能力試験は、2011年現在、ハノイ、ダナン、ホーチミンの3都市で年1回（12月・但しハノイは7月・12月の年2回）開催しています。学生から社会人まで、毎年1万5千人を超える方々が、Ｎ1?Ｎ5まで5段階で評価される試験に挑戦しています。

そのほか、当センターにある日本語教室では、日本語教師のための教授法講座、日本語を初めて勉強する方のための初級講座(予定)、日本語を通じて日本文化を学ぶ文化講座等を開講し、ベトナム人日本語教師・学習者の支援を行っています。

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文化芸術交流

?「見たい」「聞きたい」をなるほど」「楽しい」へ?

言葉や文化の違いを超えた感動は、日本への興味と共感を生み、日本文化の深い理解へとうながす源泉となります。当センターでは、そのような源泉を生み出す場の提供をめざし、市民青少年を含む多様な文化の担い手と連携して、伝統から現代まで、さまざまな日本文化の魅力をベトナムに紹介し、また、人的交流の推進を行っています。具体的には、舞台公演、コンサート、展覧会、映画祭、セミナー、シンポジウム、ワークショップ等のイベントを開催しているほか、他団体企画のイベントへの助成、助言・コンサルティングも行っています。

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日本研究・知的交流

?日本理解と共通課題の解決に向けて?

日本研究や知的交流の推進は、ベトナムにおける日本理解を深めるだけでなく、世界や地域に共通する課題解決に向けた国際的な連携強化にもつながります。当センターでは、特にベトナム国家大学付属人文社会科学大学、同ホーチミン市人文社会科学大学など、日本研究を充実させ、積極的に活動している機関に対し、日本研究者の派遣、シンポジウム開催やその他の助成プログラムを通じ、重点的に支援しているほか、フェローシップを通じて、ベトナム人研究者が日本で研究する機会を提供しています。

また、知的交流の分野では、環境、都市計画、防災、持続的な開発のための教育等のテーマのもと、次世代を担う若手研究者やNPO職員、政府関係者等を日本に招へいし、日本を含む各国参加者とのネットワーク形成を推進しています。

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図書室

?日本の最新情報を新聞・雑誌・書籍・ＤＶＤで提供?

当センターは、ベトナム人、ベトナム在住の日本人、外国人を対象に、図書室（約80?）を運営しています。日本の新聞、雑誌（約30種）、書籍のほか、毎月最新のＪ-ＰＯＰが聴けるブースやＤＶＤ視聴コーナーもあり、いずれも図書室内では無料で楽しむことができます。書籍は、?ベトナム語で書かれた日本に関する書籍（マンガを含む）、?英語、日本語で書かれた社会科学・人文系の書籍（社会学、文化人類学、芸術など）及び日本語教育関連の書籍を中心に収集しており、2011年現在、約2,600冊の蔵書を有しています。また、図書室の会員（保証金20万ドン・年会費6万ドン）を対象に、蔵書の貸出サービスも行っております。

【図書室開館時間】
火?土　9：30?11：30／12：30?18：00(日曜・月曜及びセンター指定の祝日は休館)