【日本関連団体】VJCC（ベトナム日本人材協力センター）

VJCC（ベトナム日本人材協力センター）

VJCC とは･･･

VJCC（Vietnam-Japan Human Resources Cooperation Center）ベトナム日本人材協力センターは、人材の育成、及び日越間の相互理解促進を通して、「日越友好のシンボル」となることを目指して活動を行っています。

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VJCC の概要

VJCCは日越両国政府の合意のもと、日本側は国際協力機構（JICA）、ベトナム側は貿易大学（FTU）が実施機関となり、2002年3月ハノイに、同年5月ホーチミンにそれぞれ設立されました。ベトナムの市場経済化に寄与する人材を育成し、日越の協力関係をさらに促進すべく、ビジネスコース、日本語コース、交流事業を柱として活動を実施しています。

図書館への来訪者も含めると、ハノイ、ホーチミン両センターを合わせて、年間3万人以上が訪れており、センター設立以来、確実に人的ネットワークを広げています。

VJCC の事業内容

ビジネスコース

ベトナムの企業及びビジネス関係者を対象として、すぐ実務に役立つ実践的な各種セミナー（1日）やコース（約１週間）を開催しています。カリキュラムは基本５科目（生産管理、経営戦略、マーケティング＆セールス、人的資源管理、財務管理）を中心に実施してきましたが、加えて2009年からはベトナムの企業経営者を対象にした特別集中コース「経営塾」を開催しています。講師は実務経験豊富な日本人及びベトナム人専門家で、ディスカッションやコンサルテーション等双方向性を重視しながら指導します。

上記のような一般的なコース開催の他、VJCCではベトナム企業からの委託を受け、企業の個別の課題を解決するため、現場での指導とコース受講を組み合わせ、具体的な問題解決と成果をあげる取り組みをしています。そして、その結果は年1回の「ものづくり成果発表会」で他社にも共有するなど、日本的経営を学んで成功した「モデル企業」を形成することを目指しています。

日本語コース

中級以上の学生・社会人を対象にビジネス人材として活躍するための実践的なビジネス日本語コースと、日本語能力試験の準備対策コースを行います。講師は高度な教授能力をもつ日本人及びベトナム人で、一般クラスの他、諸機関からの委託を受け、特設コースも開講します。なお、VJCCの日本語能力試験対策コースについては、受講者の１級、２級合格率がそれぞれ４割、９割に達しております。

相互理解促進事業

日本留学や日系企業への就職を目指す「日越関係の将来を担う若者」を対象にその支援を行うべく活動をしています。日本の大学がベトナムを訪問された際にベトナムの大学生との交流・意見交換会をアレンジしたり、各種の留学フェアを支援している他、ハノイでは１階ロビーにある「ベトナム学生のための留学相談コーナー」において各種相談会を行っております。

また、日本からのスタディツアーを受け入れたり、ベトナム日本商工会の協力のもと日系企業の方をお招きし日本の企業文化を紹介するイベントなどを開催しております。さらに、日本語能力を向上させるだけでなく、日本のビジネス文化をよりよく理解するための「ビジネスマナー･セミナー」や「日本語で学習する簿記コース」などにも取り組んでおります。

図書館

日本・日本語関連及びビジネス・経済関連の書籍を中心に、和書約6,000冊、洋書等約2,500冊を所蔵しています。日本語能力試験対策用教材や日本関連のビデオ・DVD等、視聴覚教材も豊富に揃えている他、インターネットの利用も可能です。また、日本留学促進資料公開拠点として各種留学情報を提供する他、簡単なコンサルテーションにも応じます。

会員になれば（年会費：学生10 万VND、社会人20万VND）、どなたでも利用可能です。但し、書籍の貸出しには制限がありますので、事前にお問い合わせ下さい。